「山からいただくパワー」塩沼 亮潤師

2019.12. 6

塩沼 亮潤師 写真はhttp://www.shionuma-ryojun.com/jp/profile/ より

ある日の道中、心身ともにボロボロで、一歩も歩けなくなって「はぁぁ・・・」と足もとに眼を落としたとき、本当に綺麗〔きれい〕な、紫色の小さな花を見つけたんです。

「なぜこんなに綺麗に咲いているんだろう」眼が釘付けになって、色んなことが頭に浮かびました。

「この花は、私のような疲れ切った人間の心を癒やしてくれている。

今の自分は周囲の人にとってそういう存在になれているだろうか」。

花を見つめているうちに、心がクリアになり、感謝や自己を省みる心が深まって、再び力が湧いてきました。

 

※塩沼 亮潤〔しおぬま りょうじゅん〕
:大阿闍梨〔だいあじゃり〕、大峯千日回峰行〔おおみねせんにちかいほうぎょう〕、四無行〔しむぎょう〕を満行

・大峯千日回峰行 千日間にわたり、
吉野山の金峯山寺蔵王堂〔きんぷせんじざおうどう〕から山上ヶ嶽〔さんじょ うがたけ〕の大峯山寺〔おおみねさんじ〕本堂まで歩き続ける修行
・四無行 断食、断水、不眠不臥を九日間続ける行

『岳人』2018年6月号 塩沼 亮潤×辰野 勇の対談記事より

和尚からの蛇足

 これを読んだとき、この文章が心に染みわたった。

 対談の別の個所で塩沼師は述べている。
「過酷な修行中のコンディションは毎日『悪い』か『最悪』のどちらかでした」と。

 想像を絶する状況におかれていたことが分かる。

 ここでは余計な説明や付け加えは必要なかろう。

 ただ次の言葉は伝えておきたい。大事なことなので、何度も反芻〔はんすう〕して味わってほしい。
塩沼大阿闍梨が円覚寺派管長の横田南嶺老師とお会いになった時、横田南嶺老師から「仏教とは何か一言で教えてほしいと問われたら何と答えるか」と問われると、塩沼大阿闍梨は「相手に対する思いやりの心を養い、人生をよりよく生きるための教えです」と答えられた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA