沼津 大平 臥雲寺

東向山 臥雲寺(がうんじ)

本尊:釈迦如来
脇本尊:阿弥陀如来
宗派:臨済宗
本山:京都 妙心寺
開山:玉扇西堂和尚【 暦応2年(1339年)寂 】

臥雲寺と菩薩

臥雲寺の歴史

開祖玉扇和尚は元鎌倉建長寺派に属し、韮山山木の高山寺(香山寺)隠居として大平の地に庵を結び、建武年中に臥雲庵を開創しました。(約670年前)

しかしその後、数世歴住したものの、堂宇は廃頽してしまいました。
戦国時代になり吉原善得寺末、そして興津清見寺末に換わり、天正16年(1588年)吉原の善得寺にいた東谷宗杲禅師の弟子 通叟座元禅師が入寺しています。

そして慶安3年(1651年)妙心寺護国禅師の法系である悦山和尚(中興開山)が住職となり臥雲寺を再興し、妙心寺派となりました。

ながらく本堂兼庫裡の建物でありましたが、昭和元年に現本堂、昭和50年に現在の庫裏を再建し、平成9年には本堂を瓦葺きから銅板葺きに屋根替えをしました。

臥雲寺 道号授与状

境内の景観

臥雲寺 鎮守社

石造りの小さい鎮守社があり、中には江戸時代の年代が書かれた板が納められている。

臥雲寺 だるま石

達磨石と呼ばれる石が祀られている。
この石は昭和3年臥雲寺からほどないところの田の中から掘り出された物で、形が特異であるが達磨にみたて祈願成就の石として信仰されている。

臥雲寺 石で囲まれたお墓

墓地には板碑を家形に石で囲んだ古い墓がある。

臥雲寺の紅葉

境内に入って左に紅葉の大樹があり、樹齢はわからないが春の新緑と秋の紅葉をもって参拝者に快い日蔭や景観を与えてくれている。

臥雲寺 徑山禅師語録

江戸時代末に隣寺の徳楽寺に閉栖された徑山禅師は「東向山臥雲寺」と題した詩を残している。
「桃李花開く戸谷の村 雲に臥し月に坐して石牀あたたかな李り 西來の祖意人の問う無く 鎖断す重々東向の門(大中寺発行「徑山禅師語録」より)」

毎年11月最終日曜日に達摩供養が行われている。
達摩石の前で平太鼓を使いお経を上げ、祈祷者の祈願をする。
合わせて、達摩大師の供養もする